こんにちは脊椎専門で診療している越宗 幸一郎です。
腰痛の原因は、不明な事が結構ありますので、今日はその解説します。
画像検査による診断や診察で原因が特定できるものを「特異性腰痛」と言います。
特異性腰痛の原因となる病気には、ヘルニア、高齢者に多い腰部脊柱管狭窄症、骨粗しょう症性椎体骨折などが挙げられます。これらはいずれも神経根などが圧迫されて痛みが起こり、圧迫がひどいときには、脚の筋力低下やしびれを伴います。
反対に、しびれや麻痺などの神経症状や重い基礎疾患などがなく、レントゲンやCT、MRIなどの画像検査をしても、どこが痛みの原因なのか特定しきれないものを「非特異的腰痛」と言います。
非特異的腰痛は、長時間の立ち仕事や座り仕事、中腰などの姿勢を続け、腰や背中の筋肉が緊張し続けたときや、運動不足で腰を支える筋力が弱ってしまい起こることがあります。
寒さで筋肉が硬直する冬も神経が刺激されて痛みが起こりやすくなります。通常は、ストレッチや腰痛体操などのセルフケアをしていれば短期間で軽くなりますが、休養が十分とれなかったり、ストレスなどの心理的要因があると長期化することもあります。
急性の腰痛(通称ぎっくり腰)も非特異的腰痛に含まれます。急に無理な動作をしたときなどに起こる腰の組織の怪我で、筋肉や筋膜、椎間板、腱、靭帯などの損傷が多いと考えられていますが、厳密にどの部分が傷んでいるのかを断定するのは難しいためです。
皆様の腰の痛みはいかがでしょうか??
なかには放置すると危険な腰痛もあります。
下記のチェック表で受診のタイミングを図ってみましょう!
【セルフチェック】
・手やあしがしびれる
・横になっても痛み楽な姿勢がない
・お尻から膝下まで痛みがある
・細かい動作がしづらい
・長距離が歩けない
・歩きづらい
・歩いてるときに脚に力が入らなくなる
・痛み止め薬を1ヶ月以上服用しても改善しない
皆様、いくつ当てはまりましたか?
一つでも当てはまっていれば、受診の目安と考えてください!
ほとんどの腰痛は1か月以内に痛みがなくなる心配のないものです。ただし、症状が悪化した場合や、3か月以上症状が続く慢性腰痛の場合は、整形外科を受診することをおススメします。
詳しく聞きたい方は、当院で定期的に開催している無料セミナーがございますので、お越しいただければと思います。
腰に関するセミナーは、「10月17日(日)14時〜16時@横浜町田関節脊椎病院」で行います!
ご興味ある方は是非ご参加ください!
※開催中のセミナーはこちら▶https://www.ymo-hospital.jp/seminar/
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皆様が抱えるお悩みに対して少しでもお役に立てると嬉しいです。
脊椎担当医 越宗 幸一郎