こんにちは、リハビリの出本です。
近年のスマートフォンの普及により若年~中年層にスマホ首と言われる病態の方が随分増えたように思います。通勤で電車を使っておりますが乗客の9割くらいはスマホを見ていますね。なかなか外に気軽に出歩けないご時世ですがおうちでスマホばかりみて過ごしていないでしょうか?心身の様々な症状へつながる病態ですのでとても注意が必要だと思います。
スマホ首とは首の骨がまっすぐに近づいている状態を言います。人間の頚椎は7つの椎体によって構成されていますが、本来であれば緩やかに前弯しています。
そのアーチ構造によって、頭の重さを支えることができますが、スマホ首になると、通常よりも顔の位置が前に出てしまいます。その結果、胸椎も丸くなり、固くなってしまうと姿勢保持するため腰の負担が増える、姿勢の崩れからバランスが崩れ、偏った身体の使い方、筋肉の疲労、固さを作ってしまいます。
簡単にスマホ首をチェックするには、壁際に立って、壁にかかととお尻、肩を付けた時に、頭が壁から離れている、もしくは意識しないと頭が壁につかないような場合、スマホ首になっている可能性が高いです。
予防として生活内で気をつけた方がよいことはスマホをみる時に頭が下向きに下がらないようにスマホを前方に構える、もしくは置くように気を付ける、長時間同じ姿勢とならないように休息時間を設けるなど。運動としては首のストレッチに加え、胸を張り肩甲骨をよく動かす、顎や頬の回りをマッサージするなどが有効かと思います。
症状でお困りの方はリハビリで個別に指導もできますので一度受診されてみて下さい。
「スマホ首」について
公開日:2021.08.13
最終更新日:2021.08.13