熱中症の時期が近づいてきました。
今年の夏は昨年よりも厳しいと言われています。
そんな暑い夏を安全に乗り越えるために、熱中症予防について、そのなかでも水分補給について詳しくお話しします。
改めて、熱中症とはなんでしょうか。
全日本病院協会のホームページには、
熱中症とは、体温が上がり、体内の水分や塩分のバランスが崩れたり、体温の調節機能が働かくなったりして、体温の上昇やめまい、けいれん、頭痛などのさまざまな症状を起こす病気のこと。
公益社団法人全日本病院協会 みんなの医療ガイドより引用:https://www.ajha.or.jp/guide/23.html
と書かれています。
熱中症は自宅にいてもかかってしまいます。
毎年熱中症で救急搬送された方や亡くなられた方のニュースが流れますが、救急要請時の発生場所としては住宅などの居住施設が37%であり、最も多いそうです。
ちなみに、総務省消防庁によると、今年6月17日~6月23日の全国の熱中症による救急搬送人数は1484人に上りました。
6月ですでにたくさんの方が救急搬送されたなんて驚きです。
そんな熱中症を予防する方法は、以下の4つになります。
1.暑さを避ける
2.服装を工夫する
3.こまめな水分補給
4.暑さに備えた体づくり
今回はこのうち、水分補給方法を詳しくお話しします。
私たちは1日に2L近くも尿として水分が出ていっています。
その他、不感蒸散と言って、喋ると唾液で、皮膚からは汗で…と気付かないうちにたくさんの水分が失われています。
1日2Lの水分摂取が推奨されているのも納得ですよね。
暑くて汗をかいたらより多くの水分が失われるので、やはり水分補給は大事になってきます。
その水分補給、喉が渇いた!と感じてからでは手遅れです!
また、喉が渇いたからといってがぶ飲みしても水分はあまり吸収されないそうです。
ですので、喉が渇いたと感じる前に、こまめに飲むことが必要になります。
また、水分を摂れば何でも良い訳でもありません。
コーヒーや緑茶などのカフェインを含む物やアルコールには利尿作用があるため、逆に水分を失ってしまいます。
おすすめは、
・水
・ノンカフェインの麦茶
です。
特に麦茶にはミネラルが豊富に含まれているのでおすすめです!
スポーツドリンクもおすすめしたいところですが、糖分が多いので注意が必要です。
今年は昨年より厳しい暑さになると言われているので、より一層熱中症に気を付けて、安全にリハビリに励みましょう!
参考サイト
熱中症予防のための情報・資料サイト(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/nettyuu/nettyuu_taisaku
みんなの医療ガイド(全日本病院協会)
https://www.ajha.or.jp/guide
総務省消防庁
https://www.fdma.go.jp/disaster/heatstroke/post3.html